飲茶(ヤムチャ)とは、熱々の点心を頬張りながら、中国茶をゆっくりと味わう中国の伝統的な食文化です!ちなみに、点心とは一口サイズで様々な種類の蒸し物や焼き物など、手軽に食べられる中華料理のことを指します。香港では飲茶がとてもポピュラーで街中にレストランは多く、また点心のテイクアウト専門店もあるなど、香港を代表するグルメです。
そして、飲茶の魅力と言えば、種類豊富な点心。今回は香港で1年間生活し、飲茶で色んな点心を食べてきた私が、日本人の舌にも合うオススメの点心5選をご紹介します!
1. 蝦餃 (ハーガウ)
透き通った水晶のような皮にプリップリの海老が贅沢に詰まった海老蒸し餃子。一口食べた時の広がるエビの豊かな風味と、プリッとした食感がたまらない。透き通った皮は、口の中でとろけるような滑らかな舌触り。美しい見た目とは裏腹にごま油が少し効いてて、香ばしい香りに食欲をそそられます!見た目が美しくて、万人受けする味も兼ね備えてる。点心界のスーパーアイドルと言っても過言じゃない!

2. 鮮竹巻 (シンチョッグン)
湯葉の滑らかな舌触りとオイスターソースの濃厚な味が魅力の点心。あんかけ蒸し湯葉巻き。一口食べると、湯葉の優しい食感と、中の野菜のシャキシャキ感が絶妙なハーモニーを生み出す。そして、中から出てくる旨みを凝縮したスープが口いっぱいに広がる。いなり寿司っぽい見た目から分かる通り、揚げ湯葉が使われてるのだが、これがまたジューシーで虜になる!

3. 腸粉 (チョンファン)
名前をパッと見ると、なんだかホルモンみたいなクセ強料理を想像しちゃうが、全く癖は無い。みんな大好き米粉の蒸しクレープ。もちもちでトゥルッとした食感が堪らない!具材は、チャーシューや海老などシンプルだが、少ないからこそ、このトゥルッとした皮が具材良さを引き立たせる。引き算の美学が詰まった点心が腸粉。ちなみに、名前の由来は、豚の腸に似た見た目とのこと。

4. 蘿蔔糕 (ローバッコウ)
外はカリカリ、中はモチモチの大根餅。蒸しもあるらしいが、フライパンで香ばしく焼かれてる揚げ大根餅がおすすめ。揚げたての香ばしい香りが食欲をそそる。点心って、どうしても蒸し料理が多いけど、忘れちゃいけないのが揚げ物だよね。天ぷらみたいにがっつり揚げられてないのが丁度良い!

5. 叉焼包 (チャーシューバオ)
ふわふわの皮の中に、とろけるチャーシューがぎっしりと詰まった中華まん。一口食べると、口の中に広がる肉の旨みが堪らない。そして、甘辛いタレに食欲がそそられる。日本のコンビニによく売ってる肉まんって皮がしっとりしてるけど、叉焼包のフワフワの皮は中のジューシーなチャーシューとの相性抜群!

以上、飲茶で食べておきたいおすすめの点心5選でした!点心は町の中華料理屋のメニューに割とあったりするので、気になるものがあれば是非トライしてみてください!
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